フィリピン留学について英語学習以外のメリットやデメリットを答えられますか?
例えば留学費用が安い・物価が安い・治安が悪いなどは知っているけど、どれも漠然としたイメージだけにとどまっている人は多いと思います。
そこで、この記事では次のような疑問を解決していきます。
- フィリピン生活で一番のリスクや対処法は?
- フィリピンと欧米圏の留学費用は具体的にどれくらい差がある?
- 授業の内容は日本人に合っているの?
- どんなアクティビティができるの?
私が実際に留学した経験をもとに全18項目を具体的に解説しています。
この記事を読めば、リスクを小さくしながらフィリピン留学のメリットを得る方法がわかります。
フィリピン留学のメリット
フィリピン留学には英語の学習に訪れたくなる様々な理由があります。
私が実際に留学してわかった10個のメリットを紹介していきます。
勉強だけではなく海外での生活を満喫したい人必見の内容です。
フィリピン生活のメリット
- 出国前の手続きが少ない
- 日本から近く時差が1時間
- 物価が安い
- アクティビティが充実
出国前の手続きが少ない
フィリピンへの入国前にビザの申請は必要ありません。
入国後に申請しますが学校が手続きをしてくれるので心配なし。
ビザの申請費用は3ヶ月で9,530ペソ(約24,778円でした)
入国前に準備するものは30日以内に出国する航空券のチケットです。
航空券に関してはフィリピン留学の3ヶ月の費用と内訳で解説しています。
日本から近く時差が1時間
飛行時間は5〜6時間程度です。
日本から近く時差ボケがないのですぐに学校の授業を受けられます。
緊急事態になってもすぐに日本に帰れるのは助かりますね。
英語の勉強と仕事を両立している人もいました。
時差が1時間しかないので日本にいる同僚との連絡も影響がないみたいです。
物価が安い
フィリピンの物価は日本の半分以下です。
タクシーは4人で乗れば一人500円程度なのでもっと安くなります。
アクティビティも日本で体験するよりお手軽なので十分楽しめます。
アクティビティが充実
セブ島で人気のアクティビティは
- スキューバダイビング
- ジンベエザメと泳げるツアー
- 射撃場
- アイランドホッピング
海がとてつもなく綺麗ないので何度見ても飽きません。
ダイビングのライセンス取得費用は日本の半額以下で期間は2日間だけです。
フィリピンは6〜11月は雨季ですが、短期時間でザッと降るだけで日本のように長期間ジメジメしておらず過ごしやすかったです。
学校に通うメリット
- 欧米圏より低価格なレッスン費用
- 学校のコースが豊富
- 勉強に集中できる環境
欧米圏より低価格なレッスン費用
実際に私が申し込んだフィリピンとカナダの学校を例に違いを見てみると。
内容 | フィリピン3ヶ月 | カナダ3ヶ月 |
---|---|---|
マンツーマン授業 | あり | なし |
学生寮 | 1〜4人部屋あり | ホームステイorシェアハウス |
食事・洗濯・掃除など | スタフがしてくれる | 自力でする |
費用 | 約63万円 | 約54万円 |
カナダの学校は純粋に授業料だけの金額なのに対し、フィリピンは生活費も込みです。
宿代や生活費などを考慮するとカナダへの留学は3倍近くの費用がかかります。
料金を比較するとフィリピンでの英語学習がどれだけお得かわかりますね。
勉強に集中できる環境
日本で勉強していると仕事や日々の生活で時間を取られて勉強時間を作るのが難しです。
しかしフィリピンでは学校の寮で生活するので、食事や衣類の洗濯、部屋の掃除はスタッフがやってくれます。
心置きなく英語を勉強できる環境が手に入ります。
学校スタッフはフレンドリーな人が多く仲良くなっている人もいました。
もちろん英語で話すことになるので日常会話の練習ができますね。
学校のコースが豊富
フィリピンの学校で選べるコースは主に以下の4つです。
- ESL(一般英語)コース
- 資格対策コース(TOEIC・TOEFL・IELTS)
- ビジネスコース
- スピーキング集中コース
ESL(一般英語)コースは最も料金が安く日常英会話を学習したい人向けです。
その他のコースはスパルタ指導になっていることが多く料金が高い傾向にあります。
スパルタの特徴や規則・時間割などは次の記事でまとめています。
フィリピン留学のスパルタはどれくらい厳しい?
ビジネスコースは英語でのプレゼンや資料作成などの実践的な授業が中心です。
資格対策コースは演習量を確保できるので、平均点以上取れている人や文法や単語が身についている人向けです。
フィリピンで英語を勉強するメリット
- 英語でコミュニケーションに抵抗がなくなる
- スピーキングの練習に集中できる
- 講師がフレンドリー
英語でのコミュニケーションに抵抗がなくなる
周りが日本人の環境で英語を話すとき少し恥ずかしい感覚になりませんか?
日本の学校教育は文法がメインでミスに厳しい傾向にあるためスピーキングに自信を持てない人が多いです。
一方で、フィリピンの講師はミスを指摘することより、コミュニケーションをとることを第一に考えています。
英語が当たり前の環境に行くことで、日本で感じていたプレッシャーから解放されます。
スピーキングの練習に集中できる
フィリピン留学はマンツーマン授業があるのでアウトプットの練習に向いています。
マンツーマンレッスンはコースによって90分2コマ〜4コマです。
スピーチや発音の授業でも毎回発言の機会はあります。
いくらでも話す機会を増やせるので必然的に話せるようになります。
皆んなの前でスピーチをする授業もあるので、少し勇気を持って発表してみましょう。
フィリピン留学で本当に英語力が上がるのか不安に感じていませんか? 「留学すれば英語を話せるようになる」という考え方では高い費用を無駄にするようなもの。 「楽しかった」だけで終わりたくない留学してから「もっと勉強していればよかっ[…]
講師がフレンドリー
フィリピン人はフレンドリーな人が多いです。
積極的に話しかけてきてくれるのでコミュニケーションが苦手でも大丈夫。
週1回しか会わない清掃スタッフも名前を覚えて話しかけてくれました。
日本の先生のような怒りやすい人や厳しい人とは出会わなかったです。
そもそも「授業外で勉強するかは生徒が決めること」という考えなので過度に厳しくする意味がないと言ってました。
フィリピン留学のデメリット
海外で過ごしていると日本との違いにカルチャーショックを受けるかもしれません。
しかし過度に怖がる必要はありませんし、事前に知っておけば心に余裕が生まれます。
私が留学生活で感じたデメリットだけでなく対処法も合わせて見ていきましょう。
フィリピンのデメリット
- 治安の悪い地域がある
- 病気や怪我のリスク
- ネット環境が悪い
治安の悪い地域がある
日本と比べて治安が悪いのは言うまでもありません。
特にマニラは危険と言われており犯罪に巻き込まれるリスクがあります。
治安のことを考えるとセブの方が比較的安全です。
危ない目に遭うリスクを減らすためのポイントは3つです。
- 一人で出歩かない(特に夜)
- 歩きスマホをしない
- 高価な装飾品を身につけない
長期滞在してフィリピンの雰囲気に慣れてきたときこそ緩みすぎないのが大切。
病気や怪我のリスク
- 最も怖いのは狂犬病
- 最も多い症状は下痢や便秘
もし噛まれたら何度も病院に通って注射することになるので英語の勉強ができません。
狂犬病への対策は次の3つです。
- 不用意に野良犬や猫に近づかない
- 絶対にエサをあげない
- 野犬に遭遇しても走って逃げない
フィリピンには至る所に野良犬や猫がいます。
逃げると追いかけてくるので平常心で通り過ぎましょう。
便秘や下痢の原因は水質の違いや食生活の変化です。
ほぼ全員がお腹の調子を崩していました。
特に水道水にはケミカルが入っているので絶対に飲んではいけません。
飲める水は学校のウォーターサーバーか買った水だけです。
ネット環境が弱い
電波が弱いので建物に入ると使えなくなることが多いです。
学校のWi-Fiも弱いので大人数が接続すると繋がらなくなります。
授業中に単語を調べるときが一番困るので次の方法で対処しましょう。
- 辞書はオフライン利用できるアプリを準備
- 文法書は電子書籍で持っていく
- すでに電子辞書を買っている人は持っていく
学校内の一部のエリアでしかWi-Fiを使えない学校もあるので注意が必要です。
寮でWi-Fiが使える学校もありますが、部屋によって電波の強弱が変わります。
Kindle Unlimitedなら200万冊読み放題
- 月額980円で200万冊以上が読み放題
- 英語の単語帳・参考書・文法書なども利用可能
- 一度に20冊まで借り放題
Kindle Unlimited対象の本は不定期に入れ替わるので注意が必要です。
先に借りていれば対象から外れても読み続けられます。
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学校生活のデメリット
- 学校のご飯は好みが分かれる
- 日本よりルーズ
- 祝日は授業がない
学校のご飯は好みが分かれる
長期滞在する人にとって食べ物の変化はストレスになることがあります。
学校の食堂の料理は濃い味付けの料理が多く好みが別れていました。
学校のご飯が苦手で外食している人もいたくらいです。
フィリピンでもGrabアプリを使うとデリバリーできるので便利です。
マックなどファストフードから和洋中のレストランがあるので外食は結構楽しめます。
祝日は授業がない
フィリピンの祝日は年間20日ほどで、授業はなくその分の返金や割引などはありません。
学校によって食事や洗濯のスケジュールにも変更があるかもしれないので要チェックです。
普段の授業のボリュームが多いので祝日に復習できるのは助かりました。
遊びに行くものありですが交通量が増えているので渋滞に巻き込まれやすいです。
英語学習へのデメリット
- 英語力ゼロの人には向いてない
- 日本人に特化した指導は少ない
- 講師に当たり外れがある
英語力ゼロの人には向いてない
フィリピンで英語力を上げるためには、最低でも中学英語レベルが必要です。
特に文法の授業は日本の中学や高校ほど丁寧に解説してくれません。
そもそも前提知識なしで英文法を英語で理解するのはハードルが高いです。
留学前に参考書などで勉強した方が早く習得できます。
フィリピン留学で本当に英語力が上がるのか不安に感じていませんか? 「留学すれば英語を話せるようになる」という考え方では高い費用を無駄にするようなもの。 「楽しかった」だけで終わりたくない留学してから「もっと勉強していればよかっ[…]
日本人に特化した指導は少ない
学校ではアジア圏の生徒だけでなくロシアや中東の生徒も一緒に授業を受けます。
必然的にどの国の生徒にも共通するような指導が多くなります。
「日本人はスピーキングより文法が得意」
「日本人はLとRの発音が苦手」
などの大きな傾向は把握していますが、適した指導が受けられるかは講師次第です。
講師に当たり外れがある
個性豊かな先生が多く、指導方針も全然違います。
- 宿題が多い先生
- 問題の答えだけ言って終わる先生
- 細かいところや派生知識まで説明してくれる先生
- 授業以前に遅刻・欠席が多い先生
- 雑談が多い先生
講師とはほぼ毎日顔を合わせるので、相性が悪いとストレスになります。
担当の講師と相性が合わないなと感じたらスタッフに相談しましょう。
簡単な手続きで講師を変更できます。
まとめ
今回はフィリピン留学のメリット・デメリットをまとめました。
環境が大きく変わるのでデメリットやストレスは避けられません。私も申し込んでからフィリピンに行くまで不安でした。
しかし、実際に生活してみると思っていたほど大変ではありませんでした。
詳しく知らないからこそ余計に不安になってしまっていたのだと思います。
不便に思うこともありましたが、英語に集中できる環境や同じ目的を持った仲間のありがたさも感じました。
ぜひ実際に体験して新たなメリットを発見してみてください。
フィリピン留学を成功させるために必要なやるべきことを全て理解していますか? すでにネットで調べたり人に聞いたりして情報収集してると思います。 しかし、「もっと調べない不安」「高額なので失敗したくない」と思っている人もいるはず。[…]